★オリンピックとシンクロ
1984年の第23回ロサンゼルス五輪より、ソロ、デュエット競技が正式種目となり、1996年の第26回アトランタ オリンピック五輪では、競技種目が チームのみとなりましたが、 2000年のシドニー五輪では、デュエットが復活し、デュエット、チームが競技種目となりました。
★競技について
競技は、基礎の技を競う「フィギュア」、音楽に合わせて決められた規定要素を取り入れて行う「テクニカルルーティン」、音楽に合わせて自由に表現する「フリールーティン」があります。 また、ルーティンでは、1人で泳ぐ「ソロ」、2人で泳ぐ「デュエット」、4〜8人で泳ぐ「チーム」の3種目があります。 最近では、これらの3種目を組み合わせた最大10人で行う「フリーコンビネーション」も加わりました。

★シンクロナイズドスイミングの歴史

(1) 発祥地
ヨーロッパには、イギリスの「スタントスイミング」、ドイツの「アーティスティックスイミング」と呼ばれる浮き身と泳ぎの組み合わせの群泳が1900年代のはじめからあり、これがシンクロの基礎と言われています。

(2) 名称由来
その後、アメリカからカナダに渡り、「ウォーターバレー」と呼ばれ、1934年のシカゴ万博で「シンクロナイズドスイミング」と名付けられました。

(3) 競技スポーツ
音楽との同調性、泳者との同調性を主体に競技化されたシンクロは、1946年にデュエット、チームの初の全米選手権が行われ、1950年にはソロ競技も加わりました。

(4) 日本への導入
1954年7月30日、在日アメリカ軍慰問のため来日した、全米選手権優勝チームによる公開演技が東京の神宮プールで行われたのが初めてで、日本のシンクロのスタートとなりました。アメリカと日本はその後、2年交代で大会と講習会を 開催することになりました。 音楽に古式泳法を合わせた群泳は、日本でも古くから行われており、シンクロの下地はありました。 本格的なスタートは、1956年のアメリカチームとの交歓競技会で、翌年の1957年には正式にシンクロ委員会が発足し、第1回日本選手権が開催されました。

(5) 初めての世界大会

国際水泳連盟(FINA)は、1956年メルボルン総会でシンクロを公式種目として承認し、1973年に第1回世界選手権がベオグラード(ユーゴスラビア)で行われました。 日本は、ソロ、デュエット、チームの3種目でアメリカ、 カナダに次いで3位の成績を収め、それ以後、世界の トップクラスの位置を占めています。